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by qodama

PT特化鳥

祝・300枚目の画像はインペリアルクロシュでした。
というわけで、舌を噛むような刺激をモットーにこれからも頑張りたいと思いましゅ…痛ぇ!


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またりとアーチャー日和也。

某オーラスナの人と話してて考え出された鳥を作ってみたくなった。
基本コンセプトは『PT特化鳥』
雷鳥の弱点である防御性能(低HP係数・装備品の実DEFの低さ)をステータス面で補うタイプとなる。
今はその卵を育てている途中。

まず基礎として、鳥がPTで最も求められる機会が多い演奏といえばブラギだろう。
AGIに熱い夕陽は2HQやARとは重ならず、遠距離武器にも効果がないため今ひとつ。
リンゴもMHPは増えるが現在HPの変化は微々たるもので、通常の狩りに運用されることは非常に少ない。
口笛はその後に続く合奏(子守唄)に人気がないため会得者そのものが少ない。
ブラギは詠唱に留まらず前後ディレイのあるスキル全てに効果がある。
そのため、結果として他よりも抜きん出て強く求められている傾向にある。

と、いうわけで、PT特化鳥というと、まずブラギの性能とステの関係を考える必要があるだろう。
ブラギはそれぞれスキルレベルと、楽器の練習、そしてDexで詠唱を、Intで後ディレイを短縮する事ができる。
以前はDex型が少ない事や、両方のカット効果が低い理由から、Dexによる詠唱カットが強く求められていた。

ただし、現在のブラギの人気を真に支えているのは、詠唱の短縮ではない。
多くのスキルには、大魔法などに代表されるようなステータスで短縮できないディレイがスキル後ディレイとして設定されている。
これを短縮できるのがブラギの最も大きな利点である。

ディレイカット効果はブラギ10の場合
50 + {演奏者の[楽器の練習]Lv.}×2 + {演奏者のInt}÷5 [%]
となっている。
例えばブラギ・練習MAX時のInt100で後ディレイ90%カットとなる。

2スキルMAXかつInt75あれば、バサクPを使用したAGI初期値のWizに対して
SGのスキルディレイ = SGのモーションディレイ
とすることが可能で、これが一つのブラギ用Intの目安になる。

もちろんある程度は詠唱カット効果も欲しい。
しかし実はあまり高いDexにしても及ぼされる変化はごく小さいものとなっている。

詠唱カット効果は同じくブラギ10の場合
30 + 演奏者の[楽器の練習]Lv. + {演奏者のDex}÷10 [%]
例えばDex150の場合55%の詠唱カットができる。150と言えば、鳥が常時到達できるDexでは最高レベルにある。
が、しかし、Dexを極端に落として、90としたらどこまで落ちるかと言うと、30+10+9で49%、その差たったの6%である。
そしてDex90というのは、多くの職ではそれなりに到達するための苦労がある値だが、こと弓手にとってはそれほど難しくはない(高いD補正、ふくろうの目、集中による恩恵)。

というわけで、ある程度までDexを丸めてしまっても、浮いたステPの方に大きな価値があると言えるだろう。
しかし、Dexを落とす上での最大の問題は育成

Dexが高ければDS(冠ならばArVだが)の威力が段違いに高くなる。
ということは、強い敵も早く倒せるし、オーバーキルになれば装備の敷居を下げて、より出費を抑えたり、生存率をあげる・滞在時間を延ばす、といった事が可能になる。

このため、いかに防御ステを高めても鳥は鳥だと意識せざるを得ない。
DSで倒せるmobをしっかり練る必要があるだろう。
もちろんPT特化といえど他人事ではない。
むしろ高Dexの鳥と比べて限界が早く訪れる点で、この不器用な鳥はDexにより強い注意を向けなければならないだろう。

というわけで。
まずは育成してきます・w・
どの敵をターゲットにどこまでDexを上げるか・他のステについてなどはまた次回の講釈で!






転がらない鞠に 食えない鼠に
戦わないスパイラルダイバーに息をする価値はない。

 ―多爾袞と名乗った白猫





疾(はやて)はもちろん猫で、雄で、黒猫だがその毛皮は白に染めていて、その癖無口で目立ちたがらない、実力ある暗殺者だった。

暗殺者。
それは、周囲からすれば疾がもの凄い変人であることを示していた。

彼が住んでいるトルクと呼ばれるこの地には、暗殺者は少ない。人の命を奪うよりも、自分が生きてゆく事に切羽詰っている地だからだ。
かと言って殺しのない地でもない。ある一定地域を恐怖と暴力で治める集団・「愚連隊」、そしてこのトルク全体を治める「大集会」の間では、まさに血で血を洗うような戦いが日夜繰り広げられている。
そんな中で、愚連隊にも大集会にも抵触しない要人専門の暗殺を請け負っていたのが疾のような者たちだ。

しかしこうしたフリーの暗殺者は様々な意味において非常に稀な存在だった。

まず暗殺対象が稀である。トルクの実力者といえば大集会であり、愚連隊の黒幕たちであった。
大集会にたてつく存在として「スカイウォーカー」という者たちもいたが、はっきり言って伝説の中だけと言えるほど希少な存在なので狙う機会すらもない。
トレーダーと呼ばれる交易商人にそれほど力のあるものは少なかったし、街そのものを治める独立組織のようなものもないに等しかった。

と、いうわけで、次にフリーの暗殺者に稀なものは仕事であった。
それが普段どうやって食べていくかというと、副業で食っているのである。
ある者はゴミ拾い、またある者は屋台を開き、そんな具合にして食べていくための最低限の副業を毎日して、稀に入る暗殺ライフを満喫しているのである。
仕事量の比較ではどちらが副業なのか定かではない。

そんな職業なので夢も希望もない。そういうものを持てること自体が稀なのだ。
きつい仕事の割りに出世があるわけでもなく、格好から入ったヤツや、他の仕事がどうしても始められなかったヤツというのは長続きせずに辞めてしまう。
長く続いてたヤツが暗殺の仕事をいつしか完全に切って、副業を本業にすることもある。
とにかくそんな理由から世代交代の早さは凄まじく、疾のように長年暗殺者をやっている者というのは、専業ならばある種の異常者か、もしくは副業を持つ者たちは変人として扱われていた。

あるとき、疾がまだ駆け出しの頃、彼を慕う友人たちが疾の説得を試みた。

『お前ぇみたいに学のあるやつがどうしてそんなチンケな商売をしているんだ』

確かに疾の知識量はかなりのものだった。
普段生き延びるために彼は『何でも屋』を副業として生きてきた。
何でも屋とは、その名の通り、生活全般に関わる仕事を何でも代わりに引き受ける仕事だ。
疾は最初こそミスが多かったものの、努力と持ち前の機転で、この何でも屋稼業を軌道に乗せていた。
友人は説得する。何でも屋の仕事を拡大しよう、いやいっそ、ウチの店で働かないか、私の管轄にはまだ空きがある、良ければこないか、いやいや、俺と一緒に一山当てようぜ…

だが疾は、あっさりとその全てを断った。

『いいんだ、このままで』

と。その腹のほどは、誰にも分からなかった。

いつしかそんな説得をしてくれる友人も一人減り、二人減り、誰も止める者はいなくなった。
そして今、疾を親しく知る人間は、いない。

それでも疾は、自分がこの仕事に向いていることを知っていたし、全てを由として受け入れていた。
たとえ任務中に死ぬことがあっても、その死は自分が望んだ一つの終り方だ。
そこに疑問はないが、彼には一つの心残りとも言うべき、小さな夢があった。
それは・・―



闇。

疾はハッチを開け、目の前の巨大な質量に呼びかけた。

『行くぞ、起きろ。九武』

一面の黒の中で、黒に成り切れなかった何かがうごめく。
大きかったシルエットが縦方向に縮むと、疾はひらりとその上に飛び乗った。

『…御伽噺だよな…』

主人の自信なき一言に、九武は不安げな唸り声をごく小さくあげた。

『いや、なんでもないんだ。行こう』

疾は相棒である九武の体のコントロールを奪う。
するとそこには、既に巨体はない。
ただ気だるい暖かさをもつ風が一陣残されるのみだった。
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by qodama | 2008-12-06 04:56 | オマケつき日記